粗大ごみや不用品回収なら大阪のパワーズ

処分に困る代物

地球温暖化といわれているものの極寒の年もあり、石油ストーブが根強く人気です。
確かに、炎を見ていると気持ちが落ち着くし家全体が芯まで温まるのは石油ストーブです。
しかし故障した場合、危険物なためにどのように取り扱っていいかわからない代物でもありますよね。
放置していても何にも活かせず場所をとるだけのゴミなので、この機会に回収方法を知り市区町村に出してみましょう。
今回は大阪市平野区を例にご説明します。

故障のサイン

ファンヒーターは5年から6年、対流式等やかんを乗せられるケロセンタイプのストーブならば10年ほどが寿命といわれています。
それ以上使用されている方も少なくありませんが、メーカーは新商品を出すごとに古いものを廃番にするため替え芯がなくなります。
しばらく在庫があっても替え芯がなくなると私たちも買い換えなくてはなりません。
動いているものの、もしかしたら中で悲鳴をあげているかもしれないので、考えられる故障のサインをいくつかご紹介します。
異音や異臭、これはほこりやスス等で灯油がうまく回っていないという不具合です。
どこも悪くないのにエラー音が鳴る場合に考えられるのは変質した灯油の使用であったりススが詰まっていたりすることが考えられます。
昨年の変質した灯油を使用することで燃焼不調を起こし故障するケースがあるので注意しましょう。
また、雨の日に給油すると水が混入することもあり、それが故障の原因になることもあります。
点火時に臭いがしたり煙が出たりするのも故障のサインです。
さらにケロセンタイプのストーブの場合、炎の調節ができない、安定しない場合は使用をすぐにやめましょう。
ちなみに、明らかに炎の出がおかしかったり異臭や異音がする場合は買い換える必要がありますが、ススやフィルターを掃除したり芯を換えたりするとまだ使えるストーブもあるので判断に困ったら販売店の方に相談をしてみましょう。

引き取ってもらうための手順

まず油抜きをします。
これは回収運搬の過程において走行中の車両火災等の思わぬ事故を防ぐため、またあなたや回収してくれる職員が油で不快な思いをしないためにも大事な作業です。
今期中に油を使い切るのが基本ですが、最近まで使用していたストーブの油がすべて使い切られているか再度確認をしましょう。
タンク式のものの場合はタンクを取り出しておきましょう。
物置に長年放置したストーブの油は劣化しているため、セルフでの油抜きは危険です。
ガソリンスタンドや販売店、または移動して灯油を販売している業者さんに相談し油抜きをしてもらってください。
つぎに、乾電池を外し本体に油が付着している場合は拭き取っておきます。
乾電池は一緒に出せないので電気店に持っていくか市の取り決めに従ってご自身で処分してください。
メモを準備し粗大ごみ収集受付センターに電話をかけます。
あなたの連絡先等と依頼したいゴミと1か月以内の収集希望日を伝えると手数料と収集日と受付番号がアナウンスされます。
あなたが集合住宅にお住まいの場合は管理会社が定めた収集場所をこの段階で伝えておきます。
白物家電は撤去依頼する場合お金を振り込むのですが、ストーブは手数料券というシールを購入し貼り付けることで支払いが済みます。
この手数料券は大阪市民ならばどこに住んでいても共通で、コンビニエンスストアやスーパーや郵便局で購入が可能です。
手数料券は4種類あるのですが、払い戻しやおつりは出ないので金額ぴったりのものを選ぶようにしましょう。
手数料券に忘れないうちに氏名か受付番号を記入しすぐにストーブに貼り付けておくとたとえメモをなくしても焦ることがありません。
回収日を忘れないよう目につくところに貼り紙をしておくとよいです。
当日は朝9時までに自宅前もしくは決められた場所に出しておきましょう。
ちなみに、ストーブって重いですよね。
大阪市はお年寄りや障がいをお持ちの方を対象に職員が自宅まで引き取りにいくという取り組みをしているので、申し込みをされる際にコールセンターの職員に相談してみてください。
逆に自宅前にゴミを置きたくない方はご自身で予約のうえ工場へ持ち込むことも可能です。

回収されたストーブはどうやって処理されるか

あなたが出したストーブは工場に運ばれ油抜きがされているか再度確認されます。
その後、職員ができる限り解体し不燃ごみとして破砕されます。
さらに再利用できるものは分別され新しい役立つものに生まれ変わります。
もちろん、正規の販売店や収集業者も同じようにこの工場へ持ち込まれます。
このように安全に処理し再利用されるのを知ると手数料を支払ってでも正規に処分する意義を感じますね。
最近、市の認可を受けていない業者が街宣し鉄類を集めて必要なものだけを抜き取り残ったものを山や空き地に捨てるという問題が起こっています。
これは 廃棄物処理法違反になり懲役はもちろん罰金も科されます。
依頼主のあなたも同じ、さらにあなた自身が不法投棄をしても業者と同様の罪に問われるので正規に依頼したほうが賢明です。