粗大ごみや不用品回収なら大阪のパワーズ

粗大ゴミ、それとも普通ゴミ

大阪でテレビを回収してもらうとしたら、粗大ゴミなのか普通ゴミなのか迷うところでしょう。
ポータブルタイプなら新聞紙に包んで普通ゴミとして出せそうですが、15インチ〜のサイズなら普通ゴミとして出すことは難しそうです。
家電製品であり大きさ的に粗大ゴミに出すべきにように思われますが、大阪ではポータブルサイズほど小さければ別ですが15インチ以下であっても回収してもらうことはできません。
大阪だけでなく日本全国の自治体では、家電リサイクル法に指定されている4品目については回収を行っていません。
また、他の自治体が行っている回収代行も受け付けていないため、大阪府民は自分たちで処分方法を考える必要があります。
ポータブルサイズほど小さければ別と書きましたが、これは異論もあるため注意したほうがいいでしょう。
どれくらい小さければ普通ゴミとして出していいのか、自治体としても判断がつきかねるところが多いようです。
サイズが小さいためお目こぼし的に、普通ゴミとして出してもいいことになっているだけなのだと知っておいたほうがいいでしょう。
自治体が粗大ゴミとして扱ってくれないのであれば、どのように処分すればいいのでしょうか。

分解したら捨てることができる？

どんどん画面が大型化している現在、15インチ〜という画面サイズは少し小さく感じられます。
モニターの寸法としてはA4サイズですから、据え置き型のノートパソコンぐらいです。
それほど大きくないため、分解すれば普通ゴミとして捨てることができるという方がいます。
サイズ的には可能な気がしますが、液晶の場合は簡単に分解できるものではありません。
液晶ディスプレイは、2つのガラス基盤が液晶を挟み込むような構造をしています。
液晶はフィルターや配光膜で守られているため通常は漏れることはありませんが、分解する途中に液晶漏れを起こしたりしたら大変です。
揮発性の成分が部屋の中に漂い出たら、間違って吸い込んでしまうかもしれません。
サイズが小さかったとしても、液晶テレビを分解するのはやめたほうが良さそうです。
それなら、ブラウン管テレビであれば分解しても大丈夫でしょうか。
確かに、ネジなどをはずせば、箱体を分解するのはそれほど苦労なくできそうです。
ただ、ブラウン管内が真空になっているため、ガラスを割ることでどのようなことが起こるかわかりません。
爆縮が起こるという人もいますが、本当に爆縮が起こるか試してみるのは危険すぎます。
それに、基盤をはずし、基盤につけられた電極などを1つ1つ外すのも大変そうです。
かなり工夫をすればガラスの破片を飛び散らせることなくブラウン管を割ることができそうですが、割ることができたとしても捨てるためにはガラスの破片を片づけなければなりません。
時間をかければそれぞれの素材ごとに処分することはできそうですが、かなりの時間と労力が必要になりそうであることは誰の目にも明らかです。
捨てるためのコストは安くなるでしょうが、かかるであろう時間と労力を考えれば普通に処分したほうがいいのではないでしょうか。
ガラスの破片が飛び散っては危険ですから、分解して普通ゴミとして処分するのは思いとどまりましょう。

電器屋さんと製造メーカー

一般的な処分方法としては、購入した電器屋さんか製造メーカーに収集を依頼することでしょう。
家電リサイクル法では、小売業者は消費者からの引き取りと製造業者への引き渡しを義務づけられています。
また、製造業者は、消費者からの引き取りとリサイクルを義務づけられています。
つまり、消費者は、小売業者か製造業者に引き取りを依頼すればいいわけです。
購入した電器屋さんが遠い場合は、近くの支店に依頼することもできます。
これは、インターネット通販や通信販売でも同じことです。
実店舗が近くにある場合はそちらに、もし実店舗がない場合はサポートセンターに依頼しましょう。
買い替えで旧機種を引き取ってもらいたい場合は、どの店舗でも依頼することができます。
インターネット通販で買い替えによる旧機種の引き取りを依頼する場合は、ショッピングカートに入れて決済まで進めば引き取りを選択できるようになっていることが多いようです。
引き取りを依頼する場合は、製造メーカーと選択しなければなりません。
製造メーカーはAグループとBグループに分かれていますから、事前に製造メーカーとサイズをチェックしてから依頼しましょう。
製造メーカーに引き取りを依頼する場合は、製造メーカーが用意しているサポートセンターかお問い合わせフォームで依頼すれば大丈夫です。
どのケースでも、リサイクル料金と収集運搬費用が必要になります。
15インチ〜なら梱包も簡単にできるでしょうから、処分だけしたいのであれば製造メーカーに依頼するのが一番面倒がないかもしれません。
引き取ってもらいたいテレビを梱包する時は、ゴミ袋に入れて配送伝票を貼ればOKです。
リサイクルされるわけですから、途中で壊れたとしても気にする人はいないわけですから丁寧に梱包する必要はありません。
丁寧に梱包すればそれだけコストがかかるわけですから、手間なく簡単に梱包してしまいましょう。
もちろん、段ボールなどが用意できるのであれば、段ボールに入れて梱包したほうが安心です。

近くに指定引き取り場所があれば指定引き取り場所に

15インチ〜であれば、女性1人であっても運べる大きさです。
もし、お近くに指定引き取り場所があれば、指定取り引き場所に持って行ってはいかがでしょうか。
指定取り引き場所なら、いつでも不用なテレビを持ち込むことができます。
もちろん、指定引き取り場所に持ち込む場合でもリサイクル料金は必要ですが、それ以外の収集運搬手数料や梱包資材などは必要ありません。
リサイクル料金は指定引き取り場所では支払うことができないため、事前に郵便局で支払っておきましょう。
全国のほとんどの郵便局に家電リサイクル券が備え付けられていますから、最寄りの郵便局に行けばリサイクル料金を振込むことができます。
ただ、ほんの一部ですが家電リサイクル券が用意されていないところもあります。
最寄りの郵便局に行き、家電リサイクル券があるかどうか尋ねてみてください。
家電リサイクル券は7枚つづりになっています。
この家電リサイクル券から、払い込み取扱票と振替払い込み請求書兼受領証を切り離し必要なリサイクル料金を振込みます。
払い込み取扱票と振替払い込み請求書兼受領証に、日付印を押してもらえば振り込み完了です。
日付印を押してもらった払い込み取扱票と振替払い込み請求書兼受領証と家電リサイクル券を持って指定引き取り場所に行きましょう。
現品貼付用の家電リサイクル券は引き取ってもらいたい現物に貼り、家電リサイクル券と一緒に渡せば排出者控えを戻してくれます。
排出者控えは失くさないようにきちんと保管しましょう。
この排出者控えを使えば、引き取ってもらった製品がきちんと製造メーカーに届けられたかどうかをチェックすることができます。
指定引き取り場所はトラックなども行き来していますから、車を停める場所や荷下ろしなど係員の指示に従ってください。
くれぐれも安全に気を配り、思わぬ事故などにあわないように気をつけてください。
指定引き取り場所の位置は、家電リサイクル券センターのホームページなどで確認することができます。
それほど大きくない15インチ〜なら、これが指定引き取り場所に持って行くのが一番良い方法かもしれません。