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ゴミ回収に強くなるためのお役立ち情報

トナーなどの法人不用品の引取りを頼める業者を知っておこう

家庭用のインクカートリッジは拠点回収

法人では毎日大量の資料などをコピー機や大型複合機で印刷しており、トナーの交換頻度も高くなっています。
この点、家庭用のプリンターで用いるインクカートリッジについては、大阪市ではプリンターメーカー5社が行っている「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」という取り組みに参画しています。
これは、区役所や一部の区民センター、図書館などの公共施設や取り組みに賛同してくれた地域のスーパーマーケットなどに回収箱を設置し、そのボックスに入れたものをメーカーが回収してリサイクルするという活動です。
回収された家庭用のインクカートリッジはメーカーごとに仕分けが行われて、各メーカーが責任を持ってリサイクルが行われ、再生カートリッジとして再使用されるほか、ボールペンなどの材料となったり、様々な用途でリサイクルが行われ、資源の有効活用が行われます。
さらに回収したカートリッジ1個あたり、一定の金額がプリンターメーカー5社から国連環境計画(UNEP)へと寄付されます。
寄付されたお金は森林保護などの環境保護活動に活用されるので、ご家庭で出した廃棄物を通じて間接的に環境保護に貢献できることになります。
なお、大阪市においては法人や商店など家庭以外から出るカートリッジについては回収の対象外とされており、地域に設置されたボックスに入れることができません。
オフィスで大型複合機ではなく、家庭で使うのと同じ小型のプリンターを利用している場合であったり、わずか1つだけを処分したいという場合も同様の取り扱いになりますので、法人の従業員が地域の拠点回収ボックスを利用することがないよう注意しましょう。

法人から出たカートリッジは

では、法人から出された製品はどうすればいいかというと、利用しているプリンターのメーカー各社の回収サービスや、購入している事務用品メーカーなどで行っている回収サービスの利用がまず考えられます。
メーカーからリースをしているケースをはじめ、購入して利用している場合に、法人による毎日の利用で大量に出るメーカー純正のトナーカートリッジやインクカートリッジは各メーカーが独自のサービスで回収を行っています。
メーカーのホームページやサービス窓口の電話で依頼をすると各メーカーが指定する宅配業者が引き取りに来てくれます。
メーカーにもよりますが、基本的には無料で回収をしてくれ、さらにリサイクルに貢献したとして、後日使えるポイントなどが付与される場合もあります。
また、事務用品の格安販売業者などでも環境活動の一環として無料回収サービスを行っており、各社がそれぞれリサイクル資源として活用をしています。
回収した製品をリサイクル工場を通じて、純正品よりもリーズナブルな価格のカートリッジに生まれ変わらせて、法人向けにお安く販売している業者もあります。
なお、カートリッジとしての再使用が不可能なものが混じっている場合には、別の用途で再資源化されるか適正に廃棄されることになっています。

メーカーや販売業者での引取り依頼が難しい場合には

中古品の大型複合機を買ったケースでメーカーとの直接のかかわりがないというケースや、大手メーカー以外の日本ではあまりメジャーではない海外製を利用しているなどで、メーカーの本社や事業所が日本にないなど、メーカーによる回収が期待できないケース、購入する度に最安値のオンラインショップを探してトナーを購入しているなど、特定の大手販売業者を利用した回収サービスの利用が難しいケース、急なオフィスの閉鎖や倒産などによって直ぐに回収が必要となり、メーカーや販売業者による回収サービスによる引取りを待てないケースなどの場合には、大阪で活動している産業廃棄物処理業許可業者を探して依頼することもできます。
大阪市内などでは何でも無料で引き取るとか、一定の費用で回収してまわるトラックなども巡回していますが、産業廃棄物処理業の許可がない業者に依頼してしまったり、不法投棄をされてしまうと、依頼した法人が法令や条例違反として罰則を受ける可能性があるので注意しなければなりません。
仮に多少の費用がかさむとしても、適正な業者を探して依頼するのがベストになります。
その際は費用がかかっても、適正処理をした旨のマニフェストも発行してもらうようにしましょう。

複合機やプリンターなどの買い替えに伴い未使用品が余ってしまった場合は

法人ではインク切れで印刷ができないという事態は避けたいので、いつでもカートリッジが交換できるよう、大量にストックをしているというケースが少なくありません。
一方で、最新の大型複合機に買い替えやリース交換をしたり、プリンターが壊れてしまって買い替えた場合、これまでのカートリッジの型が合わなくなり、せっかく保管していたストック品が使えなくなる場合もあります。
複合機やプリンターのメーカーを変更した場合をはじめ、メーカーが同じでも年式が異なったり、モデルが異なると、これまでのカートリッジが利用できなくなる場合があるので、ストックが大量にある場合には注意しなければなりません。
ですが、使えると思っていたのに使えなかったなどの場合には、購入した大型複合機やプリンターを返還するわけにもいかず、未使用品、未開封品のトナーカートリッジの扱いに困ることになります。
その際には法人不用品やオフィス用品の買取を行っている事業者に相談をしてみましょう。
未開封、未使用の新品といっても、購入時とほぼ同じ値段での買取は難しいですが、そのまま放置して投下資本を全て無駄にするよりは断然、経費を無駄にすることなく買取をしてもらえます。
メーカーが新モデルを投入して、その型版のカートリッジが使える機種が市場から消え、既存の製品を利用する法人や事業所が減るほどに値段がつきにくくなったり、売れなくなる可能性があるので、ストックしている法人において使えないと分かったら、できるだけ早い段階で買取に出すのが、売るタイミングを逃さないベストな選択肢となります。

プリンターや用紙などと共に売りたい場合は

大型複合機やプリンターの買い替えや、オフィスの閉鎖や移転などにあたって、複合機やプリンターも売りたいという場合にはそのために買って保管していたトナーや、これから使う予定がない大量のストックしているコピー用紙なども一緒に売ってしまうとスムーズです。
まだまだ動く複合機やプリンターであっても、製造年やモデルが古くなっていると買取が難しいケースも出てきます。
値段が安くなったり、買取が難しくなる理由の1つに、専用のカートリッジや製品に合うカートリッジも製造終了したり、手に入りにくいなどの事情が背景にあることもあります。
その場合に、大量にストックしてあった未使用のカートリッジがあれば、それがなくなるまでは使うことができるので、全体としてお値段がつく場合もありうるからです。
一方、キレイな状態に保管されている未開封のコピー用紙は、単独でもオフィス用品の買取業者が買い取ってくれることがありますが、業務で忙しかったり、直ぐにでも処分を行いたい移転や閉鎖のケースなら、複合機やコピー機、カートリッジなどとまとめて売ってしまったほうがスムーズです。
一度に引取りをしてもらえ、その場で現金払いが受けられますので、資金ニーズにも応えられます。

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