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意外と多いガラス製品

身の回りの観察してみると、窓や花瓶、器など、ガラスが使われている製品が意外と多いことに気が付きます。
最近では簡単に割れないないものがほとんどなので、昔のように簡単に割れることはありません。
しかし、いくら強化されていたとしても、落としたり大きな衝撃を与えれば割れてしまいます。
そのまま捨てるのはとても危険なように思われますが、割れてしまったり不用になってしまったガラス製品はどのように処分すればいいのでしょうか。
そのままゴミとして処分してもいいのでしょうか。

不用になったガラス製品の処分方法

大阪市では、コップや花瓶からある程度の大きさのものまで普通ゴミとして回収してもらうことができます。
大阪市には高性能の焼却炉があるため、少々多くても十分燃やすことができます。
普通ゴミとして捨てる場合は、取扱いに十分注意して処分しましょう。
割れたままの状態では鋭利に尖った部分もあるため触るのはとても危険です。
そのままゴミとして出したのでは、回収してくれる作業員の方が怪我をしてしまう可能性があります。
そこで、怪我などしないように厚紙などに包んで出しましょう。
ゴミ袋の上から触っても大丈夫なぐらいまで厚く包みましょう。
ゴミ袋の上のよくわかる場所に「キケン」と表示しておくとかなり親切です。
普通ゴミの収集日は週2回ありますから、それぞれお住まいの地域の収集日をチェックしておきましょう。
収集日の日の午前9時までにゴミ集積場所に出しておけば回収してもらうことができます。

事業系ゴミの場合はどうでしょう

一般家庭から出た一般ゴミの場合は、自治体に回収してもらうことができます。
しかし、会社や商店などから出た事業系ゴミの場合はどうでしょう。
事業系ゴミといってもいろいろな種類があります。
生ゴミや落ち葉など一般家庭から出るゴミと同じようなものは、事業系一般ゴミとして焼却施設に持って行けば引取ってもらうことができます。
また、焼却施設に持って行くことが難しい場合は、一般廃棄物収集運搬業者に委託して持って行ってもらうことも可能です。
しかし、一般廃棄物収集運搬業者に委託できるゴミばかりではありません。
産業廃棄物として、排出から最終処分まで排出事業者が責任を持たなければならないゴミもあります。
また、会社や商店などから出るゴミの中でも、特に注意して処分しなければならないゴミがあります。

ガラス・試験管は何ゴミ

産業廃棄物は20種類分類あり、特に注意が必要なゴミに関しては特別管理産業廃棄物に分類されます。
ところで、ガラスや試験管はどこに分類されているのでしょうか。
感染などの危険がない場合はガラスくずに分類されています。
感染の危険性がある試験管などは特別管理産業廃棄物に分類されますが、化学薬品などが入っていただけで感染の危険がないものであれば産業廃棄物として処分すれば大丈夫です。
薬品などが付着している場合は、すべてキレイに洗い流してから処分しましょう。
産業廃棄物は、一般廃棄物収集運搬業者ではなく産業廃棄物収集運搬業者及び産業廃棄物処理業者に処理を委託します。
処理を委託できるのは許可を得た産業廃棄物処理業者だけですが、産業廃棄物処理業者に回収を委託できない時に限り産業廃棄物収集運搬業者に委託することになります。

ガラスは再資源化が可能です

ビンや試験管などのガラスくずは、資源として再利用することができます。
牛乳ビンやビールビンが繰り返し使用されていることはご存知でしょうが、その際利用とは少し違います。
割れたり壊れたりしたものでも、溶かして原料とすることでもう一度製品に生まれ変わらせることが可能です。
同一の品目に分けてリサイクルをすれば、粉砕・溶解しカレットにすることでリサイクルすることができます。
品目やカラーごとに処理方法が違うため、リサイクルするためには専門的な知識を持っている処理業者に依頼しなければなりません。
品目を分別することができない場合でも、路盤材や再生骨材として再資源化することは可能です。
原料としてリサイクルする予定であれば、排出する際にきちんと仕分けしなければなりません。
品目を混ぜてしまうとせっかくリサイクルするつもりでも、安定型埋立をするしかなくなることもあります。

少量では引取ってもらえないことも

容易に資源化することができるもののそれほど高価なものではないため、あまりに少量の場合は引取ってもらえないかもしれません。
定期的に大量に出る場合は独自に契約を提携することができますが、出たとしても一時的で少量の場合は契約してくれる処理業者を見つけるだけでも大変です。
もし少量しかなく処理業者に引取ってもらうことができない場合は、商店街で出たものをまとめて引取ってもらうか、テナントビルから出たものをまとめて引取ってもらってはいかがでしょう。
1つの会社や事務所から出るゴミが少量だったとしても、商店街やテナントビルでまとまればかなりの量になるはずです。
量が溜まり次第引取ってもらうことにすれば、引取ってくれる処理業者を見つけることはそれほど難しいことではないでしょう。