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家族で故人を偲び遺品整理をする場合

身内が亡くなるというのは葬儀のほかにも届け出や手続きなと色々と大変です。
また、亡くなり方が突然だと余計に気持ちが付いていけずに遺品を整理どころでないというのが本音でしょう。
しかし、いつまでもそのままというわけにはいきません。
葬儀の後に家族が顔を合わせる四十九日法要の時に話し合われるといいでしょう。
四十九日が過ぎるまでは魂が現世に居られ、法要が終わると仏様になられあの世に旅立たれます。
そう考えると法要が終わった後に家族で話し合い、気持ちの整理がついた頃にみんなで遺品を整理をすれば供養になります。
日時を決めるときに調べておきたい事は、ゴミ収集日の確認です。
すべての物を遺品として残す事は出来ないので、当然ごみとして処分しなくてはいけません。
ゴミ収集日を考慮して日にちを決めます。
ゴミ出しのルールも確認する必要があります。
大阪市ではスマートフォン用のゴミ分別アプリがあります。
これを利用してゴミ分別検索でゴミの分別方法や収集日カレンダーで残った作業を今度集まる日の調整に使えます。
大阪市では普通ゴミ、容器包装プラスチック、資源ごみ、古紙・衣類、粗大ごみの収集品目がありますからこれに合わせて分別し処理します。
粗大ごみは最大の辺、または径が30cm以上か、棒状のものであれば1m以上が対象で、大量に出るゴミも粗大ゴミとなりますから注意が必要です。
ゴミ出しに使用するビニール袋も中身が見える透明か半透明の物で、収集品目以外の物が混ざっていると確認されると啓発シールを貼られ残置されるので注意して処分する必要があります。
残置されると近所迷惑になるので配慮しなければいけません。
このような事を考えると家族で整理する事は故人を偲び良い事なのですが、現実的でないのも事実です。

遺品整理士はどんな資格

家族で時間をかけて整理することが不可能な場合に利用するのが遺品の整理を行っている不用品回収業者です。
インターネットなどで業者のホームページを確認しているとよく目にするのが遺品整理士という資格です。
遺品整理士というのはどういう資格かというと一般社団法人遺品整理士認定協会が主催する講座を受講し、その後認定試験に合格すると取得できるもので、国家資格ではなく民間資格です。
この仕事は、遺族とともに遺品を整理する事だけでなく、リサイクルや産業廃棄物に関する知識から、遺品を正しく処理するというものです。

遺品整理を依頼するする業者選び

業者を選ぶ時はこの遺品整理士の資格を持つスタッフがいるという事も選ぶ基準になります。
遺品は他人にとって物かもしれませんが、遺族にとってはどれも故人との大切な思い出の品です。
それらを、粗末に扱われると不快な気分になり、依頼した事を後悔してしまいます。
そうならないためにも、業者の選択は重要です。
インターネット等で業者のホームページを見て、今までどのような現場を経験してきたのか、実績はあるのか、営業年数は等を確認しましょう。
ホームページで作業の様子が分かる写真があればそれも確認し仕事ぶりを見ておきましょう。
再販可能な物は買い取りをする会社があるので、買い取りができる会社を選ぶ事も忘れてはいけません。
買い取ってもらえばその分費用が抑えられるので重要です。
また、遺品は遺産でもあります。
形見として残す気はないけれどもお金として分けたいと思うものです。
適正価格で買い取りをしてくれる業者を選び、後でトラブルにならないようにしましょう。
そうして良いと思う業者をいくつか選び、電話で依頼し無料見積もりをしてもらいます。
この時の電話の応対も重要です。
電話の応対で会社の姿勢がわかります。
相見積もりをする事で料金とサービスの比較ができます。
その時にこちらの要望を細かく相談します。
親切に相談に応じてくれたかどうかも重要な判断基準となります。
大切な遺品を扱ってもらうのですから、会社の雰囲気も知りたいものです。

業者と一緒に遺品整理

多くの現場を経験し豊富な知識のある業者と共に遺品を整理することは心強いものです。
人が生活していたものをすべて片づけるというのは、引っ越し作業を経験した人でもなかなか要領を得ないものです。
家具や家電の大きく重いものでもスタッフが搬出してくれるので、力仕事の心配はいりません。
また、収集品目の分別やそれらの収集日、粗大ごみの処分手続きなど煩わしい作業や手続きもしてくれるので効率よく片付きます。

業者だけで遺品整理を依頼

仕事が忙しいとか、遠方に住んでいる、高齢で作業ができないなどで、どうしても遺品の整理ができないという場合もあります。
その時は全ての作業を業者に頼む事になります。
しっかりと打ち合わせをして、こちらの要望を理解してもらい意思疎通をしておかないと後でトラブルになる場合があります。

責任を持って最後まで整理しよう

業者だけで遺品の整理をしてもらった場合でも、作業がきちんと終了しているのか確認する事は重要です。
ちゃんと片付いていると思っていたらまだ遺品が残っていて近隣住民の迷惑になる場合もあります。
遺品の整理は大変な作業ですが、財産でもありますからトラブルにもなります。
中途半端な遺品整理は避けたいものです。
いずれの場合でも、最後まで責任を持って整理することを心がけなければいけません