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故障すると大きな荷物

エアコン等の暖房器具と併用し多くの方が使用しているホットカーペット、ひとりならばお尻を温めるだけで十分なので経済的で重宝しているご家庭が多いはずです。
このホットカーペットがある日突然故障するとかなりショックだし、わりと幅をとるので処分に困るものでもあります。
あなたの家の物置に故障したものがずっと眠っていることはありませんか。
今回は大阪市を例にご家庭で多く使用されている2畳タイプのホットカーペットの撤去方法についてご説明します。

故障のサインを知る

10年以上現役で使用しているものもあると思います。
もちろん使用頻度によって変わってきますが、寿命は5年から6年と言われています。
まだまだ使いたいという気持ちはあるけれど、あなたの知らないうちに故障のサインを出しているかもしれません。
まず故障のサインを知りましょう。
昨年と比較して電気代が上がっていたり低温に設定して十分暖かかったのに今年は高温にしないとお尻が冷たい気がしたりする場合は、効率が悪くなっている、もしくは温度設定機能が故障している可能性が高いです。
また、ほとんどのご家庭が薄手のカーペットを重ねて使用していたり、暖かいしダニ退治になると布団を敷きっぱなしにしていたりする方がおられるかと思いますが、その行為は危険です。
本体を裏返し電熱線の周りを見て変色していたり焦げたりしていないか見てください。
焦げているということは発火の危険性を示しているのですぐに使用をやめましょう。
ストーブ等のように火が直接見えないので安心と思われがちですが取扱説明書にも座椅子等を置きっぱなしにするのは危険と明記されています。
長く使用するには取扱説明書の注意事項を守る、また面倒ですが掃除の際に本体の裏側をチェックする、シーズン前や片付けの際もチェックするのも大切です。

見て見ぬふりが危険な理由

今月は厳しいからなど都合のいい理由をつけて故障のサインに気づいても見て見ぬふりをしてしまうのが私たちですが、後悔しないためにも使用はすぐにやめるべきです。
まず温度設定機能が故障している場合、こちらが低温にしていても本体は高温になっているかもしれません。
言葉で不快を表現するのが難しい乳幼児や感覚が衰えた高齢者は知らぬ間に低温やけどをする危険性があります。
誰であっても電熱線が焦げている座椅子等の上にいる場合も同じ危険がありますね。
さらには目を離したすきに発火し家を失うという最悪の事態も考えられます。
たとえ不具合がなくても購入から5年くらい経過している場合は買い替えを検討しても良いでしょう。

撤去してもらう手順

買い換えを検討している場合は販売店で新しいものを購入する際に引き取ってもらえることがあります。
ただ、販売店によっては手数料を請求されることもあるので購入手続きをする前に無料で引き取ってもらえるか確認をすることも大事です。
すぐに引き取ってもらいたい場合は販売店のほうが手続き等の手間が省けて良いですが、面倒だと感じない場合は大阪市に撤去を依頼しましょう。
ここからは大阪市に不用品処分を依頼する手順をご説明します。
筆記用具を準備し粗大ごみ収集受付センターに電話をかけます。
あなたの連絡先等と1か月以内の収集希望日を伝えます。
収集日と手数料と受付番号がアナウンスされるのでメモを取ります。
この手数料は現金でなく手数料券を購入し不用品に貼り付けることで支払いが完了します。
手数料券は粗大ごみ手数料券といい、スーパーやコンビニエンスストアや郵便局で購入することができます。
手数料券を手に入れたらすぐに氏名か受付番号を記入しておきましょう。
最後にホットカーペットをたたみコードもまとめて手数料券がはがれないようにパネル等に貼り付けて指定日の朝9時までに自宅前に出します。
電熱線があるためきちんとたためませんが、ビニールひもで結んでおくとあなたも収集する職員も運搬が楽です。
簡単な縛り方ですが、ひもの輪を上にして両側に真っすぐ引っ張ります。
外側に引っ張ったひもを90度動かしギュッと絞めた後に蝶結びします。
本体を動かすことがないのでお年寄りでもできる結び方です。
大阪市は最大の辺または径が30センチ以上が粗大ごみと定めていることに着目し、なかにはホットカーペットを自分で切断し燃やせるごみと燃やせないごみに分別して出す方もおられます。
お得な節約術に見えますが、分厚いもの専用のハサミを持っている人はそうそういないし、普通のハサミでは切断するのに時間がかかり下手するとけがをする可能性もあるのでおすすめはできません。
粗大ごみと定められているならば決まりに従い収集を依頼する方が賢明ですよ。
故障する危険があるものは良くありませんが製造年数が浅いけれど処分する場合は知り合いに譲ったり、リサイクルショップに買い取ってもらったりするという手段もあります。