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撤去を自分でやれば節約になる

あまり知られていませんが、エアコンは自分で取り外すことができます。
壊れてしまった家電は通常ゴミとして出せますが、家電リサイクル法によって制定されたテレビ、エアコン、冷蔵庫、洗濯機の4品目は、必ずリサイクルに出す必要があります。
これは日本全国どこに住んでいても守らねばならないルールです。
当然、此花区に暮らしている方も対象となります。
ですから、業者が取り外した皆さんの室内機と室外機は、正しい方法できちんとリサイクルされているのです。
そして、そのための費用も私たち消費者は業者に支払っています。
最近は家電量販店ではなく、ネットから購入する方も増えており、自分で室内機と室外機を取り外してみたいという方も多いです。
自分で取り外すメリットは撤去費用が必要なくなることです。
また、自分で取り外せる方のほとんどが、処分先である指定引き取り場所まで室内機と室外機を運ぶので、運搬料も必要なくなります。
家電リサイクル法のためにリサイクル料は支払わねばなりませんが、費用は2～3000円程度とそれほど高くはありません。
もちろん、取り外しと運搬作業を業者に依頼することもできますが、1万円前後の費用が掛かってしまいます。
つまり、差し引き7～8000円程の別費用を負担していることになるのです。
自分で取り外したほうが節約になり家計も助かることになります。

室内機と室外機の取り外しは慎重に

エアコンには室内機と室外機があります。
これはセットで販売されているものなので、撤去する場合は両方を取り外さねばなりません。
この二つの機械には細い液管と太いガス管の2本が繋がっています。
よって、この室内機と室外機を取り外すには、必ずこの2つの配管を取り外す必要があるのですが、循環しているフロンガスを流出させないよう注意して取り組まねばなりません。
もし、誤った取り外し方をしてしまえば、最悪爆発事故に繋がることもあるので、絶対に決まった手順で作業を行ってください。
もし、作業の最中に危険を感じたときは、すぐに中断して専門業者に連絡しましょう。
また、ベランダ以外の2階以上の場所に設置された室外機を取り外すときは、なるべく専門業者に依頼したほうがリスクが少なくて賢明です。

室内機と室外機を取り外すのに必要な道具

自分で室内機と室外機を取り外には、当然道具が必要になります。
一般的には、軍手、ビニールテープ、ガムテープ、ドライバー、ニッパー、ペンチ、カッターナイフ、モンキースパナ、六角レンチが必要です。
できればドライバーはプラスとマイナスの両方、モンキースパナは二つあると作業がしやすいです。
また、取り外した後に壁の穴をふさぐための配管用キャップやパテも用意しておきましょう。
これらの道具は全てホームセンターで売られています。
此花区には大きなホームセンターがあるので買い揃えるのも簡単です。
室内機と室外機を取り外す方法は万が一のことがあるので、ここでは割愛しておきます。
ネットで調べれば、取り外し作業が手順通り掲載されている専門的なサイトがたくさんあります。
画像や動画でも作業手順が詳しく説明されているので、自分で作業を行う前に確認してみてください。

取り外したらどうするのか？

室内機と室外機を取り外したら、家に置いておく必要は全くありません。
すぐに最寄りの指定取引所へ持っていきましょう。
軽トラックなどがあればベストですが、室内機が大型でなければ普通車でも運ぶことはできます。
車が汚れないようにシートを敷いて、その上に乗せるといいでしょう。
持っていく場所は最寄りの指定取引所です。
此花区であればすぐ北の西淀川区中島2丁目にある指定取引所がいいでしょう。
ただ、持っていく前にすることが一つだけあります。
それは郵便局でリサイクル料を支払い、家電リサイクル券を購入することです。
これを事前に終えておかないと、苦労して室内機と室外機を取り外して指定取引所まで持って行っても回収してくれませんので注意しましょう。

長持ちさせる方法

撤去費用を抑えたいけど、取り外すのも面倒臭いという方もいるでしょう。
そんなときはエアコンを長持ちさせるしかありません。
長持ちさせるポイントは大きく二つあります。
まず、コンプレッサーに負荷をかけない使い方をすることです。
たとえば、急激に部屋を涼しくしたり暖めたりするときに、温度設定を低くしてしまうと、コンプレッサーに負荷をかけてしまいます。
ですから、温度設定は穏やかにし、風量も自動設定にしておくといいです。
また、電源のオンオフはコンプレッサーに負荷を与えるだけでなく、電気代もかかりますので、できるだけつけたままにしておいてください。
もうひとつはフィルターの掃除をこまめに行うことです。
フィルターに埃や汚れが溜まってしまうと、電気代が増すだけでなく、機械にも大きな負荷が掛かります。
使用している間は定期的にフィルターの掃除を心がけましょう。
最近はフィルターを自動で掃除してくれる高機能エアコンもありますので、掃除が面倒だという方はチェックしてみてください。