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家電リサイクルは社会のルール

近年になって家電の処分方法は大きく変わりました。
2009年4月1日に家電リサイクル法が制定され、不用品となったテレビを勝手に捨てられなくなってしまったのです。
ですから、粗大ゴミとして、ゴミ処理場に持っていっても間違いなく断られます。
小さなものでも大きなものでも関係ありません。
全が対象となっているのです。
また、不法投棄も絶対にしてはいけません。
もし、違反をすれば、廃棄物処理法によって、5年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金に処せられてしまいます。
これは業者でも個人でも、どの市町村でも、関係なく罰せられる厳しいものです。
ですから、正しい方法で不用品となったテレビは処分しなければければなりません。
では、一体どのようにすればいいのでしょうか？
大阪の中央区に住んでいる方のために、いくつかの方法を紹介してみましょう。

家電リサイクル法とは？

いらなくなった家電を捨てるとき、まず考えなければならないのは、家電リサイクル法です。
これは法令に指定されているもので、大雑把に言えば、家電のリサイクル費用をメーカーと消費者が出しあって環境に貢献してくださいという内容になっています。
ですから、液晶でもプラズマでもブラウン管でも、どんなサイズのテレビでも勝手にゴミとして捨ててはいけないのです。
そして、肝心の費用ですが、実はメーカーによって異なり、収集や運搬料金も小売業者によって異なります。
つまり、私たち消費者が支払うのは、収集や運搬料金＋リサイクル料金なのです。
リサイクル料金についての情報は家電製品協会のHPから確認することができますのでチェックしてみてください。
一般的に15型以下で1,700円、16型以上で2,700円、これに消費税が加わります。
ちなみに、パソコン用のディスプレーは家電リサイクル法ではなく、3R法の対象となります。
こちらも勝手に捨ててはいけないので注意しましょう。

正しい方法で引き取ってもらおう

中央区に住んでいる方が、不用品となったテレビを正しい方法で廃棄したいなら、いくつかの方法があります。
まず、電器店に引き取ってもらうケースです。
新しく家電を購入する場合、古くなった家電は不用品となることが多いですが、新しいテレビを配達してもらうタイミングで古いほうを引き取ってもらいます。
もちろん購入した電器店なら、家電リサイクル法で指定されている家電も引き取ってもらえますから連絡してみましょう。
もし、処分したい家電をどこで購入したのか分からなくなってしまったときや、引っ越しなどで配送料金が大きくなってしまったときなど、引き取りを依頼するのが難しくなってしまったときは、役所に問い合わせてみましょう。
引き取ってくれる業者を紹介してくれたり、市が代行で引き取ってくれるなどといった対応をしてくれます。
また、自分で指定取り引き場所まで持ち込むこともできます。
このケースでは、郵便局で家電リサイクル券を購入して、家電量販店など指定された業者に処分を依頼します。
このとき、自分で直接持ち込めば、運搬料金が必要なくなりますので、支払うのはリサイクル料金のみとなります。
業者に回収を依頼することもできますが、当然この場合は運搬料金が必要となるので注意しましょう。
全国の指定取り引き場所は、家電製品協会のサイトで確認することができます。
残念ながら中央区にはありませんが、周辺のエリアには多くの指定取り引き場所があるので、是非チェックしてみてださい。
どの方法で処分するにしても、リサイクル料金は支払わねばなりません。
他の家電と違ってお金も手間も掛かるので、面倒に感じてしまうかもしれませんが、方法さえ知っていれば簡単です。
家電リサイクル法は環境を守るための会のルールです。
しっかり守って不用品となった家電はきちんと引き取ってもらいましょう。

怪しい業者に気を付けよう

もうひとつ、リサイクルショップを利用するという手もあります。
家電は一般的に新しいものほど高い値で引き取ってもらえます。
発売してから5年～7以内でディスプレイが液晶であれば、どんなリサイクルショップでも買い取ってくれる可能性が高いです。
ブラウン管に関しては、リサイクルショップでも買い取ってくれる可能性は低いと考えてください。
稀に不要になったリサイクル指定家電を、無料もしくは低価格で引き取ってくれる廃品回収業者もあります。
無料や低価格で引き取ると言われると、飛びつきたくなってしまうかもしれませんが、このような業者は無許可でリサイクル品を集めているケースが多いです。
実は家庭の廃棄物の回収は、一般廃棄物処理業の許可がなければできません。
これらの無許可業者は回収した家電を海外に売ったり、不法投棄したりする可能性もあるので注意してください。
また、無料と宣伝してはいても、すべてが無料とは限りません。
たとえば、大きすぎると引き取ってくれなかったり、引き取ってもらえても通常のリサイクル料以上の金額を請求されることもあります。
このような業者が中央区エリアで見つかっても、決して関わらないようにしましょう。