不用品となったテレビを処分するときの注意点

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ゴミ回収に強くなるためのお役立ち情報

2017年04月24日

不用品となった家電を処分するときは、廃棄物の減量や資源の有効活用の観点から、リサイクルすることが推奨されています。
中でもテレビは家電リサイクル法により、特定家庭用機器として指定されているものの一つなので、粗大ごみとして勝手に捨てることはできません。
また、家電リサイクル法対象品目の回収・運搬業務も自治体では行っていないのが普通です。
大阪市も同様に回収・運搬業務を行っていないので、特定家庭用機器を環境事業センターに持ち込まないよう注意しましょう。

どのように処分するのか？

通常は不用品として処分する特定家庭用機器を「購入したお店」もしくは「買い替えするお店」で引き取ってもらいます。
このとき、製造メーカーやお店によって、回収料金や引き取り方が異なりますので、予め確認しておきましょう。
一般的に家電量販店で引き取ってもらう際の料金の内訳は、リサイクル料、手数料、運搬料となります。
いくらかまとまった費用は掛かりますが、家電リサイクル券に必要事項を記入する以外の、ほぼほぼ全ての作業をお任せできるので非常に楽です。
もし、「購入したお店」が分からない場合や引っ越しで近くにお店がない場合は、地域の自治体へ相談してください。
要らなくなった特定家庭用機器の処分方法や引き取りをしてもらえる業者を教えてもらえます。
また、費用を少しでも安く抑えたいのであれば、自分で特定家庭用機器を指定引き取り場所まで持ち込むことも可能です。
住吉区には9つの指定引き取り場所があります。
詳しい許可業者社名と連絡先は大阪市のホームページに記載されているので参考にしてみてください。

自分で指定引き取り場所へ持ち込んでみよう

指定引き取り場所までテレビを持ち込むと、手数料と運搬料を省くことができます。
リサイクル料金だけは支払わねばなりませんが、手数料や運搬料は家計の負担になりますから馬鹿にはできません。
手続きや作業も知っていれば難しくはないので、できることなら自分で全てを終わらせてみましょう。
では、テレビのリサイクル方法を説明していきましょう。
まず、対象品目のメーカーや規格を確認します。
これらは取扱説明書、保証書、納品証明書などに記載してあるので、忘れずにメモしておきましょう。
次は大阪市内の郵便局へ行き、備え付けの家電リサイクル券に必要事項を記入し、指定されたリサイクル料金を支払ってください。
これが終わったら、後は自分で不用品となったテレビと家電リサイクル券を指定引き取り場所まで持ち込むだけです。
処分する製品がブラウン管の場合、液晶に比べて非常に重いので持ち込むのも大変かもしれません。
そんなときは大阪市が一般廃棄物収集運搬業許可を出している業者に運搬を依頼してください。
運搬料金は必要となりますが、転んだり足の上に落とすといった怪我のリスクを回避できます。

売るときに注意すること

現在は液晶タイプが主流なので、ブラウン管はもちろんプラズマタイプも市場から消えています。
ですから、このような機器を所有している場合、いくらリサイクルショップで買取査定してもらっても売ることはできないでしょう。
インターネットオークションであれば、落札される可能性は残っていますが、あくまでも可能性があるだけで相当厳しいと思ってください。
また、リサイクルショップやインターネットオークションで売るときに、注意したいのがB-CASカードの存在です。
デジタル放送を見るときに絶対に欠かせないのがB-CASカードですが、当然のことながら無ければ番組が見られません。
よって、B-CASカードは必ずテレビと一緒に買い取ってもらわねばなりません。
もちろん、B-CASカードそのものは、再発行をすることができるので、中古の製品に価値がないというわけではありません。
しかし、申し込みには手数料が必要となるため、B-CASカードの付いていない中古製品を敬遠する人が多いのです。
また、B-CASカード自体も転売することはできません。
中古ショップなどで取り引きされていない分、割高感が出てしまうというわけです。
つまり、よほど本体の新しさや性能、ブランド価値などがない限り、B-CASカード無しの製品は高く買い取ってもらえないことになります。

B-CASカードを付けたまま売るときの注意点

B-CASカードにユーザー登録をしている場合、売る前に必ず登録者情報の削除をしておきましょう。
なぜなら、登録者情報の削除は本人にしか行えないからです。
ですから、事前にB-CASカードのカスタマーセンターへ、使用者変更の手続きを行ってください。
また、有料放送の契約をしている場合も解除しておきましょう。
たったこれだけのことで、B-CASカードを付けたまま製品を売ることができるようになります。
具体的には電話をした後に、自宅へ送られてくる約款、液晶TVなどの受信機、B-CASカードの3つを次の使用者に渡すだけです。
このとき、気になるのは個人情報が残っているかどうかだと思いますが、会社側ですべて消去されるとのことなので安心してください。