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本体の寿命について

私たちはたくさんの電化製品を使っていますが、中でもテレビは毎日の生活になくてはならないものです。
ですから壊れてしまうと、ほとんどの方が買い替えることになります。
その場合はある程度の出費は覚悟しなければなりません。
そこで家計の節約のために、なるべく本体を長持ちさせるコツをここで紹介しましょう。
日頃のお手入れから使い方まで、簡単なことに気をつけるだけで、本体は長持ちするようになるのです。
また、本体の寿命はどのくらいだと思われますか？
一般的には8年～10年ほどと言われていますが、使う頻度が高いと、5年前後で寿命を迎えてしまうこともあります。
寿命もしくは故障が近づいてきたときには本体から色々な症状が出ます。
たとえば、電源を押しても画面がつかなかったり、ついてもゆっくり映ることが多くなります。
それ以外にも、画面の色や音に違和感を感じたり、リモコンとの連携が上手くいかなかったりといった症状が出ることもあります。
稀に焦げたような異臭がすることもあるようです。
このような違和感を少しでも感じたら、自分に合った新しい商品を探したり、リサイクルゴミとして引き取り方法を考えるなど、買い替えの準備を始めるといいでしょう。
壊れてしまってから準備を始めると、新しいテレビを買うのが遅れて、見たい番組を見逃してしまうことになります。
また、早く新商品を手に入れられたとしても、時間に追われて割高な商品や満足できない商品を買ってしまうこともあります。
なるべく買い替えの検討は余裕を持ってしてください。

本体を長く使い続けるコツ

まず、埃対策です。
ほとんどの本体は背面や上部に沢山の穴が開いています。
この穴は通気口なのですが、本体の動作時に発する熱を逃すためにあります。
ここが埃やペットの毛などで詰まってしまうと、熱を逃すことができなくなって、内部の精密機器の温度が必要以上に上がって故障の原因となるのです。
また、たとえ詰まらなくても、本体の中の精密機械に埃が付くことによって、故障が発生する確率が高くなります。
ですから、本体の寿命を長くするには、通気口に埃やペットの毛などが入らないようにすることが一番大切なのです。
具体的な掃除方法としては、掃除機が最も手軽で有効です。
通気口の周囲を布で拭いてしまうと、埃などが本体の中に入りやすくなります。
そのため、掃除機のような吸い込むタイプの機器を使ったほうが無難です。
画面の隅や本体裏の窪みなど、埃が取り除きにくい場所には、パソコン用のエアーダスターを使う手もあります。
日頃から使用しないときは、本体にカバーを掛けておくのもいいでしょう。
また、部屋をこまめに掃除をしておくことも重要です。
部屋が汚れていると、埃が舞いやすくなります。
せっかく使っていないときにカバーを掛けていても、使っているときに埃が本体内に入ってしまっては意味がありません。
ですから、本体はもちろん、部屋の中をキレイにしておくことが、本体の埃対策にはとても重要なのです。

画面をキレイに見続けるコツ

次に、画面部分の具体的な掃除方法を説明していきます。
ここは映像をキレイに見るために重要な場所です。
掃除で壊れてしまっては元も子もないので、なるべく丁寧に行いましょう。
画面部分は意外と汚れています。
手で触れたときはもちろん、唾や飲み物が飛び散っていることも多く、光の角度によっては汚れが目立ちやすいです。
目でチェックしてみて、あまり汚れていないときはOA機器用のクリーニングクロスで軽く拭くだけでOKです。
クリーニングクロスがなければ柔らかい布で拭くだけでも構いません。
汚れがひどい場合は専用のクリーニングキットを使いましょう。
クリーニングキットがなければ、水で濡らしてしっかり絞った布でも構いません。
ただ、ガラスクリーナーは絶対に使ってはいけません。
ガラスクリーナーには溶剤や研磨剤が含まれていることが多いからです。
画面が傷がついてムラが出来てしまうことがよくあります。
また、ウェットティッシュも成分が分からないことが多いので、できる限り使用しないほうが故障のリスクを避けられるでしょう。
画面部分は非常にデリケートですから、拭くときはソフトな力加減で行ってください。

家電リサイクル法に基づいた処分方法

最後に掃除以外で本体の寿命を伸ばす方法について少しだけ触れてみます。
これは意外と単純で、本体を使用する時間を出来る限り減らすだけです。
つけっぱなしの状態は本体の寿命を削るので、なるべく控えましょう。
ただ、あまり頻繁に電源のオンオフを繰り返すと、電源スイッチが故障してしまいますので注意してください。
それでも本体が壊れてしまったときは、ゴミとして処分します。
テレビは家電リサイクル法によって、勝手にゴミとして出すことはできません。
もちろん、不法投棄をすると厳しい処罰が待っているので、絶対にやめてください。
いらなくなったテレビは必ず郵便局でリサイクル券を買って、最寄りの指定引き取り場所に出しましょう。
鶴見区であれば、焼野に指定引き取り場所があるので利用してみてください。
また、テレビを購入した家電量販店に引き取ってもらうこともできます。
買い替えのタイミングで引き取ってもらうと、余計な手間を省くことができるでしょう。