古くなったソファ「捨てる」か「売る」か？

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ゴミ回収に強くなるためのお役立ち情報

2017年04月19日

家具というものは、長く使えばつかうほど愛着がわき、思い入れが強くなるものです。
家の中でいちばんリラックスできる場所として、リビングのソファをあげる人は多いと思いますが、長く使うものだからこそ心地よく過ごせるようにしたいものです。

買い替えのタイミング

思い出がつまっているからといって、座り心地が悪ければ意味がありませんし、身体の疲れやゆがみが取れなかったりして、せっかくの癒しの場所が台無しになってしまいますので、適切な時期に補修、交換が必要になってきます。
平均的なソファの耐用年数は５年から１０年といわれていますが、もちろん使用頻度や環境、座る人の人数や体格などによって変わってきます。
構造としては簡単に説明すると、木枠の中にスプリングが入っており、表面をクッション材とカバーで覆ってあります。
その中でそれぞれの部品が経年劣化によって傷んだりゆがんだりするのですが、具体的なサインとしては、まず木枠のゆがみやきしみによって、全体の構造バランスが崩れてきます、座り心地が悪いばかりか「ギシギシ」というきしみ音まで鳴るようになったら赤信号です。
また、スプリングは金属製ですので、くり返し荷重がかかることで金属疲労をおこして弾力性が失われていきます。
そして最悪の場合破断してしまう可能性もあるので、座面の沈み込みが深くなったり、スプリングがきしむ音が聞こえてきたら注意です。
座面に使われるのがウレタンと呼ばれるクッション性の強い素材ですが、これも繰り返し仕様していくうちに弾力性がなくなったり、やぶれてしまうことで本来の座り心地がなくなってしまいます。
また、湿気にも弱いので外部から汗などの水分が入り込んでしまうとカビや菌の温床になってしまいます。
そして表面のカバーですが、これは使われる素材がさまざまですので、それぞれに耐久性が違います。
一番長持ちすると言われているのが「革製」のカバーで、耐候性、耐食性に優れ、汚れや水分にも強く最適な素材とされていますが、その分価格も高く、他の素材と比べて群を抜いたコストがかかります。
その革製カバーにかわるのが「合皮製」のカバーですが、これは安価なうえに着色や成形が容易なため、いろいろなデザインを楽しむことが出来ます。
同じものを長く使うというより、たくさんの種類を使って気分を変えるといった使い方が出来ます。
そしてもうひとつは「布製」カバーですが、これも比較的コストパフォーマンスが高く、多彩なデザインを楽しめて人気のある素材ですが、汚れや水分、衝撃に弱いので、小さなお子さんやペットなどがいる家庭には不向きかもしれません。

古いものは不用品引き取りに出すのがお得

そうして古くなってしまったソファについては、なんらかの方法で処分してしまわなければいけません。
一般的な考えで行けば、自治体が実施する粗大ごみ回収に出すのが一番オーソドックスな方法で、淀川区の場合７００円から１０００円ほどの利用券を購入して貼るだけで、ゴミ置き場から回収してくれます。
しかし、都会ではアパートやマンションに住んでいる人も多く、ひとり暮らしの人などはゴミ置き場まで大きなソファを持って行くのも大変という方も多いと思います。
シンプルな家具ですが、分解したり出来ず、非常に重いので人手がない状態では少しの距離でも運ぶのは困難です。
そんな時頼りになるのが、民間の不用品回収業者です。
自分の時間に合わせて自宅まで引き取りに来てくれるのでとても便利です。
ただ、便利さのかわりに費用が高額というデメリットもあります。
ですから、回収業者のなかでもリサイクルショップを持っているような買い取りも可能な業者を選ぶ必要があります。
その際に注意するべきことは、捨てるだけであったら使ったままの状態で出せますが「買い取り」を意識した場合は、出来るだけ値段がつく状態で出す必要があるということです。

高く売りたい

一般的にリサイクルショップで売られているようなソファは、アウトレット商品やモデルハウス、ショールームで展示されていたようなものが流れてきたものが多く、本当の中古品というのはあまり扱われていません。
直接肌に触れるものですから、あまり積極的に買い取りを行っているところは少ないようです。
ですから、引き取りに出す前に十分なクリーニングを行う必要がありますし、やぶれやほつれ、木枠のゆがみが見られた場合は自分でできる限り補修してから出すことで買い取り価格が上がります。
今は女性でもDIYをする人が増えて、ホームセンター等で補修用の工具や材料を購入することが出来ます。
また、ブランド品であれば多少状態が悪くても買い取ってくれることが多く、逆にいえばノーブランド商品は、いくら状態が良くても買い取り不可になる可能性が高いです。
一番はデザイナーズ商品ですが、きちんと商品の型番が分かるものや付属品などもとっておく必要があります。