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ゴミ回収に強くなるためのお役立ち情報

クイーンベッドの不要品の引き取りはどこを利用すると良い

リサイクル・リユースをすすめている大阪市

大阪市は、ここ数年一人あたりのごみ排出量全国一の記録を更新し続けています。
大阪府の中でも大阪市内に本社を置く企業が多く、多くの中小企業の工場が集中しているため仕方がないことかもしれませんが、このままの状態で放置しておいて良いことではありません。
そこで、現在大阪市では3Rを推進しています。
3Rとは、リデュース、リユース、リサイクルの3つの言葉の頭文字Rを意味しています。
リデュースとは、発生抑制を意味する言葉です。
過剰包装を断る、使い捨て商品を購入しないなど、できるだけごみを発生させないことを指します。
家具のリデュースを考えるとしたら、品質のしっかりした寿命の長い製品を購入するといったところでしょうか。
リユースは再使用のことで、不要品になった家具は、フリーマーケットへの提供や欲しい人に譲るようにすすめています。
大阪市では、リユースを推進するため、ごみゼロリーダー(廃棄物減量等推進員)を中心にガレージセールなどを開催しています。
このガレージセールは市民なら誰でも参加することが可能ですが、事前に応募して抽選に当選しなければなりません。
ガレージセールに当選できれば、不要品になったクイーンベッドを持ち込むこともできるわけです。
そこで欲しいという方と出会うことができれば、その場で引き取ってもらえるかもしれません。
ただ、引き取りたいという方が現れたとしても、会場まで運ぶのはかなり大変ですし、引き取りたいという方も会場から自宅まで運ぶのは大変でしょう。
どちらも積載可能なサイズの車を持っていないと難しいかもしれません。
リサイクルは再生利用のことで、徹底した分別収集を推進しています。
粗大ごみとして引き取られたベッドは、環境局の焼却工場で人の手により素材ごとに分解され資源ごみとして再利用されます。
衣類など軽いものであれば再使用や再生利用も簡単にできますが、大型の家具のリユース・リサイクルはなかなか大変です。
不要になったクイーンベッドはどのように処分すればいいのでしょうか。
処分方法について考えてみましょう。

部品と解体方法

クイーンベッドは、サイズがかなり大きくいくつかの部品から作られています。
マットレスや本体フレームだけでなく、ヘッドボード、ボトム、高級なものになると足がついているタイプのものもあります。
処分する場合は、これらの部品をそれぞれ解体する必要があります。
一戸建てのお宅で窓から運び出すことができる場合はそのままでも大丈夫でしょうが、マンションやアパートなどの集合住宅や2階建て以上から運び出す場合はそのままで運び出すことが難しいからです。
クイーンサイズは、通常セミシングルサイズの2倍ほどの大きさがありますから、解体せずに階段やエレベーターを降りるのは無理でしょう。
サイズが大きいため、それぞれの部品も大きく、マットレスは2枚分になっているはずです。
それぞれの部品に解体するためには、六角レンチやドライバー、ペンチなどの道具を用意する必要があります。
これらの道具を使ってヘッドボードや足についているボルトやネジをはずせば、素人でも解体することができるはずです。
もしやり方がわからない時は、購入した時に添付されていた説明書などをチェックしてみましょう。
ただ、マットレスやボトムは、そのまま引き取ってもらったほうが無難です。
マットレスやボトムをそれ以上小さくするには、カッターやノコギリ、電動工具などで分解するしかありません。
道具を使いなれない人がカッターやノコギリ、電動工具などを使って分解しようとすれば、何かの拍子に怪我をしてしまうこともあります。
不要品を出すために怪我をしたのでは何にもなりません。
それに、ボルトやネジをはずして解体するだけでも半日くらいはかかりますから、マットレスやボトムの分解までしていたのではどれくらい時間がかかるかわかりません。
マットレスとボトムのみであれば、2人がかりで抱えれば運び出せるはずです。
しかし、粗大ごみの処分費用を出したくない、無料で引き取ってほしいという方は、素材ごとに分解して資源ごみとして出すしかありません。
マットレスであれば、全体を包んでいる布と中のウレタン、そして金属のスプリングに分解することができます。
素材ごとに透明のごみ袋に入れて出せば、普通ごみと資源ごみとして回収してもらうことができます。
ただ、木製のフレームやヘッドボードなどは、小さく分解したとしても粗大ごみとして出さなければなりません。
それならば、苦労をして小さく分解するよりも、それぞれの部品を粗大ごみとして処分したほうがラクなのではないでしょうか。

回収業者に依頼する

それでは、回収業者に依頼するとしたらどうでしょう。
セミシングルやシングルサイズであれば、回収業者のスタッフは1人でも大丈夫でしょう。
クイーンベッドを回収してもらうとしたら、最低でも2人は人手が欲しいところです。
2人のスタッフに来てもらうとしたら、1人分多く人件費を支払わなければなりません。
そのため、依頼主に手伝ってもらいたいと申し出る回収業者もあります。
不要品の回収をする場合、トラック1台にスタッフ1人が基本です。
スタッフ1人で運べない場合は、依頼主が手伝うかスタッフをもう1人増やすしかありません。
後で人件費分を別に請求されるより、依頼主に手伝ってもらえないか申し出てくれる回収業者のほうが良心的であることもあります。
依頼主が手伝えるようであれば、手伝ったほうが回収費用を安くすることができます。
ただ、トラックを横付けできない場合や高層マンションにお住まいで吊り下げが必要な場合は、最初からスタッフ1人では回収できないこともあります。
せっかく回収に来てもらったのに、何もできずに帰ってもらうことになったら時間がかかるだけで二度手間です。
同じ地域に暮らしていたとしても、すべてのお宅の条件が同じということはありません。
たとえば、マンションの1階にお住まいの方と20階にお住まいの方とでは、同じマンションに暮らしていたとしても回収費用が違ってくるはずです。
引き取りを急いでる場合でも、実物を見てもらいきちんと見積もってもらいましょう。
トータルいくらになるのか、見積もってもらった時にじっくりと相談することをおすすめします。
別途費用がかからないことを確認してから、その費用が妥当だと判断できてから依頼しましょう。
無料見積もりを行っている回収業者はたくさんありますから、いくらくらいの費用がかかるものなのか一度見積もってもらいましょう。
できれば複数の回収業者に見積もってもらえば、相見積もりをすることで安く回収してくれる業者を見つけることができるかもしれません。

よく考えて処分方法を選びましょう

たとえサイズが大きくてもクイーンベッドの処分方法はいくつかありますから、よほどでない限り捨てられなくて困ったということはならないはずです。
どのような処分方法を選択したとしても、費用を低く抑えたい場合は自分自身で動かなければなりませんし、自分自身で動きたくないのであればお金を出さなければなりません。
自分で動かずに済み費用もかからない方法はまったくないわけではありませんが、一般的には上記のような二者択一で選択肢がないのが普通です。
どのような処分方法があるのか確認し、どちらが良いのかしっかりと考えて選びましょう。

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