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ゴミ回収に強くなるためのお役立ち情報

ゴミ屋敷の片付けや不用品処分をスムーズに行うポイント

ゴミ屋敷の片付けは計画的に

近年、ゴミ屋敷による問題が増えてきており、大阪市でも2014年にゴミ屋敷の対策条例が制定されました。
一度ゴミが溜まってしまうと感覚が麻痺してきて、掃除するのが面倒になったり、何でも取っておかなければ不安になるなど悪化していくことも少なくありません。
掃除を思い立ったのであれば確実に最後までやり通さないと、すぐにお部屋がリバウンドしてしまうでしょう。
そうした部屋のリバウンドを防ぐためには、掃除を始める前にきちんと計画を立てておくことが大切です。
ダイエットと同じく掃除のモチベーションを保つようにしないと、途中で面倒になって挫折してしまいます。
とくに少人数で取り掛かろうと考えているなら、部屋の状態にもよりますが相当の覚悟が必要になるでしょう。
大量のゴミを分別し、ゴミ袋に詰め込み、家の外に運び出してゴミに出す作業は、非常に体力と根気のいる作業です。
量が多くて重いだけでも大変なのに、悪臭や汚物、害虫などの不快なものと長時間向き合うことは思っている以上にキツイですし、ガラスの破片や釘などで怪我をする可能性もあります。
何を捨てて何を残すかで揉めたり、疲労とストレスによって喧嘩が始まり、人間関係に亀裂が入ることも少なくありません。
それを防ぐためには、最初に明確な計画を立て、その通りに掃除を進めていくようにして下さい。
中途半端に片付けていってもリバウンドのおそれがあるため、まずは一部屋、もう汚したくないと思うくらいにキレイにしてしまいましょう。
なるべくゴミを出しやすく掃除しやすい部屋を決めて、出来れば助っ人を頼んで一気に片付けてしまうのがポイントです。
それさえ済めば、後は他の部屋を同じように掃除していくだけですので、最初の一部屋を完璧に掃除するために、できれば丸一日掃除できる日を決めて、掃除に必要なものをしっかり揃えておくようにして下さい。

片付けを始める前に準備するものとは

作業をスムーズに進めるためには、以下のものを十分な数を揃えておきましょう。
まず、ゴミ出しに欠かせないゴミ袋です。
様々なタイプのゴミに対応できるよう、可燃ゴミ用と不燃ゴミ用、そして資源ゴミ用など、自治体が指定するゴミ袋を用意しておいてください。
足りなくなると困るので、自分が必要だと思った量よりも多めに準備するのが失敗しないコツです。
メディアで紹介されているようなゴミ屋敷ですと、すべての部屋を掃除し終わる頃には300袋以上のゴミ袋を使っていることもありますから、余らせるくらいの気持ちで買っておいてください。
次に、大きめの段ボールを何箱か用意します。
これはゴミ袋に入れる前にひと手間必要なものを入れておくためのもので、作業の中断を防ぐ役割があります。
大きめの箱なら段ボールでなくても構いません。
色々なものを処分していると少なからず分別がわからないものが出てきますから、そういうものを箱に入れておき後で調べて分類します。
他にも、ペットボトルや缶の飲み残しがあるものは中身を捨ててから処分する必要があるので飲み残し用の箱を、捨てないで取っておくもののためにも箱を用意しておきます。
取っておく用の箱は何箱までと決めておくと、余計なものまで取っておくのを防げるでしょう。
また、怪我や手が汚れるのを防ぐために丈夫な手袋が必要です。
雑巾を絞ったり液状の汚れに触れる可能性があるのでゴム手袋やビニール手袋を、ささくれ立った木材などゴム手袋が破れるかもしれない場所を触る時のために厚手の手袋や軍手なども用意してください。
使い物にならなくなった時のため複数必要です。
他にも、ほこりを防ぐためのマスクやゴーグル、足元を守るために靴下や新しいスニーカーなどもあるといいでしょう。
そして最後に忘れてはならないのが、ゴミの分別表です。
これがないと分別できなくなってしまうので、かならず市町村の分別表を用意しておいてください。

大きなものから処分していくのがポイント

準備が完了したら、次は片付けをスムーズに行うコツです。
部屋の不用品は様々ですが、まず目に付くのは細かい生活ゴミかと思います。
しかし、そういった小さなゴミを屈んで地道に袋に詰める作業は、単調で飽きやすいものです。
すぐに疲れて嫌になってきてしまいます。
それを防ぐためには、見た目で部屋が広くなったと実感することが大切です。
なるべく粗大ゴミや汚れた寝具やソファなど大きな不用品から処分するようにしましょう。
箱に詰め込んだ服など、すでにまとまっているものでも構いません。
なるべく大きなものから捨てるようにすれば、作業が進んでいる実感がわいてモチベーションも保てます。
ただし、細かい生活ゴミに埋まって家具なんて見えない状態だという場合は、大きなゴミが近くにありそうなところの小さなゴミから掃除していって下さい。
元の家具の配置などを思い出して、効率よくゴミ山を崩していきましょう。
そして、上手く大きなゴミを発掘して処分できた時や、床や壁が見えてきた時には、その成果をしっかり目にして自分を褒めてあげてください。
一緒に作業している人がいるなら、褒め合ってモチベーションを高めていくと効率もアップするはずです。

自治体の収集区分に従ってゴミを分類

不用品の処分で多くの方を悩ませるのがゴミの分類です。
ただでさえ大量のゴミを出すのですから、ご近所やゴミ収集の方の迷惑にならないように分類ミスには気を付けましょう。
大阪市の場合は、市のホームページにゴミの品目別収集区分一覧表が掲載されています。
あらかじめざっと目を通しておき、捨て方がわからないものがないか調べておくと作業をスムーズに進められます。
とくに、中身の残っている食料品油やスプレー缶、洗剤、缶詰め、塗料、殺虫剤などは処分で悩む方が多いです。
食料品油はそのまま流すと配管を詰まらせる原因になるので、処理剤などを買ってきて固形にしてから燃えるゴミに出すようにして下さい。
塗料の場合も専用の処理剤がありますので、それを使いましょう。
なければ水性のものなら流しに、油性のものなら新聞紙に染み込ませて燃えるゴミに出します。
スプレー缶は屋外で穴をあけるか中身を使い切るようにし、缶詰は一つ一つ開けて水きりネットに中身を捨ててください。
水をきらないと処理場の負担が大きくなってしまいます。
洗剤は水と一緒に流すか、新聞紙などに染み込ませて燃えるゴミに出してください。
他にも、小さな棚やケース、おもちゃなどを処分する場合は、分解して燃えるゴミ部分と金属部分を分ける必要があることも考えられますし、サイズや危険があるかなどで対処が変わってきますので、間違えないようにしっかり調べて判断してください。

業者に頼むのも賢い方法です

こういったゴミ屋敷の片付けは、身内だけで行うのには大変な労力が必要になります。
日常生活や家族の人間関係に影響を及ぼす可能性もありますので、自分たちだけでは無理だなと感じた時にはプロの手を借りるのも一つの手です。
不用品回収業者などはこの手の依頼も数多く引き受けており、テキパキと作業を行って短時間ですべてを終わらせてくれます。
一般の方なら悩むような分別についても知識がありますからスムーズに行えますし、もしも使えるものがあれば買取をしてくれるところもあるでしょう。
何より汚いものを触ることなく、疲れることもなく、悩むこともなく、全部お任せで済んでしまうのは魅力的です。
仕事で忙しい方や、体力的に辛いという方にも、お金を払ってでもやってもらう価値があるかと思います。
大阪にはこういった業者がたくさんいますから、無理をする前に確認だけはしておくのがお勧めです。
準備万端で臨めば、ゴミ屋敷の片付けもスムーズに行えるでしょう。

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