不用品のエアコン撤去は正しい方法を選択しよう

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2017年05月19日

家電リサイクル法を守って処分しよう

夏は涼しく冬は暖かい空気を送ってくれる家電といえばエアコンです。
毎日の暮らしを快適にしてくれる優秀な家電ですが、壊れてしまえば不用品となってしまいます。
一般家庭に普及している12畳未満のものでも、機械そのものが大きく、取り外しが難しいので、撤去に困ってしまう方も多いようです。
しかも、2001年４月１日よりスタートした、家電リサイクル法で指定される4品目のうちの一つなので、家庭で粗大ゴミとして気軽にゴミ捨て場に出すことはできません。
家電リサイクル法はどこの市町村に住んでいても適用されます。
当然、大阪市でも同じです。
違反してしまえば法律によって厳しく罰せらますし、資源や環境を守るためには大切なことですので、ルールに従ってきちんと片付ける必要があります。
大変そうに思えるかもしれませんが、方法さえ知っていれば案外簡単です。
ここではエアコンを正しく処分する方法についてご紹介しましょう。

撤去する方法

12畳未満のエアコンをリサイクルをする方法で最も多いのが、新しいものを買ったときに、古いものと交換してもらうことでしょう。
この場合、基本的に家電量販店などにお任せして、請求された金額を支払うだけでいいので非常に楽です。
一般的にこの支払い方法だと、取り外し料や運搬料が掛かるので、業者によって料金が異なりますが、あまり気にしない方が多いようです。
また、買い替えの場合だと、取り付け工事と同時であれば撤去を含めた費用を無料にしてくれる業者もいます。
このようなサービスは大手の家電量販店がよく行っています。
少しでも費用を抑えたいのであれば、自分で大阪市の指定引き取り所に直接持ち込んで処分をするという手もあります。
この場合、リサイクル料を事前に郵便局で支払う必要がありますが、業者に取り外し料や運搬料などを支払う負担がなくなるので、家計の出費を抑えることができます。
もっとも、業者に頼まずに自力で取り外しができねばなりませんし、12畳未満の大きさでも車で運ぶのは大変ですので慎重に選んでください。
持ち込む場所は自治体の指定引き取り所です。
大阪市の廃棄物対策の窓口に連絡をすれば、どこにあるかを教えてもらえます。
また、一般財団法人家電製品協会のホームページから、最寄りの指定引き取り場所検索を活用すれば分かりますので調べてみましょう。
大阪市であれば、住之江区、鶴見区、西淀川区に、指定引き取り所の業者があります。
よろしければ活用してみてください。

郵便局でリサイクル料を支払う

自分で大阪市の指定引き取り所にエアコンを持ち込む場合、郵便局でリサイクル料金を支払う必要があります。
分からないと少し不安かもしれませんが、やり方はとても簡単です。
まず、家電リサイクル券払込票をもらって要事項を記入します。
メーカー、品目、区分コードなどを書く必要があるので、予め確認しておきましょう。
家電リサイクル券払込票は1台につき1枚必要となります。
2台なら2枚、3台なら3枚で、12畳未満でも12畳以上でも1台1枚となるわけです。
あとは、郵便局の窓口かＡＴＭでリサイクル料を振り込んで、郵便振替払い込み受付証明書がもらい、家電リサイクル券に貼ればOKです。
手数料は窓口だと、1件につき130円、ＡＴＭだと 80円になります。
家電リサイクル券の有効期限は10年間ありますが、なるべく早めにエアコンを処分しておくと安心できるかもしれません。
また、リサイクル料は自治体の指定引き取り所へ持ち込む前に振り込んでおく必要があります。
先に持ち込んでもリサイクル料を払っていないと受け付けてくれません。
余裕をもって準備しておきましょう。

買い取り業者を探してみる

他の家電と違ってあまり中古品の印象が薄いかもしれませんが、買い取りをしてくれる業者もあります。
必ずしも高い値段で買い取ってくれるわけではありませんが、リサイクル料を払うよりはいいはずです。
買い取りの目安としては、製造年数から５年以内で、大きさはあまり関係ありません。
12畳未満でも対象となります。
製造年数は室内機のラベルに書いてあるので確認してみてください。
ただ、5年が買い取りの最低ラインなので、これ以上の時間が経過していたら高性能な製品でも難しいかもしれません。
また、アパートやマンションから引っ越す場合などは、オーナーに買い取ってもらえることもあります。
もちろん、ある程度の製造年数で、正常に稼働することが条件ですが、機会があれば引っ越しの準備をする前に相談してみてください。

無料回収業者は無料でないことが多い

無料回収業者の多くはリサイクル料をタダにしてくれることが多いです。
しかしながら、撤去料を取ることがほとんどなので、全てが無料になることはまずないと考えてください。
運搬料まで取るかどうかは分かりませんが、信頼できる業者かどうかは分かりません。
取り外しの工事で家が汚れたり傷がつくなど、トラブルになるケースもあるようです。
もし、依頼を検討する場合は、予め作業内容や料金を聞いておくべきですが、一番いいのは利用しないことでしょう。
不要品を処分をする際に掛かるコストはそれほど高くはありません。
万が一のトラブルを考えるなら、正しいルートで処分したほうがいいでしょう。